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オルガンの美術館 : Gallery 1

Historical Organ of Europe
France and Spain : 16th-17th Centuries
ヨーロッパの伝統的なオルガンのデザイン
フランス ・ スペイン  16-17世紀

実際の展示写真は、各々のリンクまたは左ののサムネイル画像をクリックしてご覧ください。

ラヴォル、カテドラル (フランス南部、トゥルーズ北西. 地図 lv )
1523年のオルガンケースは、彫刻家 バシュリエの作。16世紀のケースとしては、フランス南部で最も豪奢なもののひとつ。 現在の楽器部分は、 1876年にカヴァイエ=コルが製作したもの (III/P/32、ストップリスト)。


サン・ベルトラン・ドゥ・コマンジュ、カテドラル (フランス南部. 地図 C )
オルガンケースは同じくバシュリエが 1536年に製作したもの。楽器自身の作者は不明だが、 平面図上で直角に配置されたオルガンは非常に珍しい。


サン・サヴァン・アン・ラヴダン (フランス南部、ルルド南方. 地図 la )
1557年に製作されたとケースに記されている。フランス革命後オルガンが使われなくなり、おそらく19世紀には パイプもすべて取り外されてしまった。手鍵盤1段のみ、38鍵 (CC-f'' ショートオクターブ)。 ケースはすでに1904年に歴史的モニュメントの指定を受けている。 A. サルスにより修復 ストップリストと修復中の写真 (フランス文化省のウェブサイト)。


コドゥベック・アン・コー (フランス、ノルマンディー地方. 地図 cb )
このモニュメンタルなケースは1620年の製作。(ポジティフは1739年に追加されたもの。)
(Under construction)


ロデーズ、カテドラル (フランス南部. 地図 R )
R.ギュスモンと G.ケイロン の手になるオルガンケースは 1628-31年の製作。
CD: Coriolan COR 329 605 (DANDRIEU / FRANCK by Georges LARTIGAU)


モワサック (フランス南部、トゥールーズ北西70km. 地図 ms )
オルガンケースは17世紀前半に製作された。ただしポジティフは 18世紀に追加。ケース内部の現在の楽器は 24ストップで、 カヴァイエ・コルの手になるもの (1865年、ストップリスト)。
-- Photo 1 (jpeg 81k) First uploaded 97-09-07, Photo 2 (details)

オロロン・サント・マリー、カテドラル (フランス南部、地図 ol )
金箔押しの装飾を持つオルガンケースは1650製作。ケース内部の現在の楽器はカヴァイエ・コル、1872 (ストップリスト)。


サン・リズィエ (フランス南部. 地図 sl )
17世紀、司教館に設置されたものを移設。
A. サルスによる修復後の仕様: II/P=pull-down/9.


カルカソンヌ (フランス南部、ラングドック地方. 地図 cs )
教会は中世の城壁都市として有名な"シテ"の中にある。最初のオルガンは、1639年にクレスパン・ヴェルニオールが製作。 1684年には有名なジャン・ドゥ・ジュワユーズがこれを増築。1775年には J.P.カヴァイエがさらに増築し、メインケースの両翼と (リュック)ポジティフを付け加えた。1900年にロジェにより改変。1985年、フォルマンテリにより修復とジュワユーズ〜カヴァイエの 線に沿った復元が行われた。 ストップリストCD: Coriolan COR 331 702 (BALBASTRE: Les Noels / Pascale MELIS [2 CDs]); COR 312 008 (Gilles JULLIEN: 1., 2., 5., 6. et 7. ton / Pierre PERDIGON)
ペルピニャン、カテドラル (フランス南部、ルシヨン地方. 地図 P )
オルガンは1504年に建造、当時この地はスペイン領だった。以後たびたび改変されたが、ルネサンスの特徴である矩形を組み合わせたデザインのケースは、 現在もほぼオリジナルの形をとどめている。 1993年、ジャン・ルノーにより カヴァイエ=コルが建造した 1857年の状態に修復 (58/IV/P、ストップリスト )。
CD: Coriolan COR 305 003 (Cesar FRANCK : l'oeuvre d'orgue Vol. 2 par Jean COSTA)

ハカ、カテドラル (スペイン、アラゴン地方. 地図 J )
11世紀に建立されたハカの大聖堂は、スペインでも最古のものの一つ。 教会の東端(内陣の奥)設置されているオルガンは、スペインはもちろんのこと、ヨーロッパでは珍しい。 ケースの主要部分は17世紀後期に製作されたものと思われる。


  関連図書のご紹介 その1  その2を見る

ここで紹介している、オルガンが設置されている教会の多くは、およそ12世紀以降の中世、ロマネスクからゴシックの時代にかけて建てられたものだ。そうした中世の日常生活を、教会の時祷書や彩色写本を通して紹介している興味深い本を紹介しよう。

絵解き中世のヨーロッパ

フランソワ・イシェ(著)/蔵持不三也 (訳)
原書房  ¥4,410   ISBN: 4562037083

著者のイシェは、フランスの歴史学者。職人、特に建築職人の同業組合史が専門だという。本書ではカラー写真で約 200の図像が採り上げられている。農民、貴族・領主、戦士、聖職者の姿が生き生きと描かれ、ヨーロッパ中世を知る上で役立つ。

キリスト教徒がイスラム教徒とチェスに興じている絵が載っているが、両者は「象徴的に、そして実戦よりはるかに平和裏に対決したものだった。これら2つの宗教間では、このミニアチュールがつとに示しているように、対話が依然可能だった」 と注釈にある。

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で示された地点が、写真タイトルの右や解説中に記されたアルファベットと対応しています。



All the organ photos are by T. Ohbayashi unless otherwise indicated.
This page last modified: 2004-09-08. Copyright 1996-2000, 2003, 2004 by T. Ohbayashi.
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